中日ドラゴンズ 自主トレ2006@北谷

 1/29/2006 自主トレ@北谷球場 写真アルバム
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今日も朝10時過ぎから北谷球場を中心に見てきました。合同自主トレ3日目の朝。昨晩からの雨でグラウンドが使えるかどうか心配されたけど、なんとか早朝に雨はやみ、
沖縄で一番水はけのよい北谷球場はすでにフリー打撃のセットが組まれてました。
 選手はすでに外野で隊列を組んでランニングをしてましたが、アップ中どうも静かだと思ったら、機能までずっと北谷に居た井上選手会長が居ません。読谷に行ったのでしょう。すっかり昨秋までの雰囲気に戻っていました(笑)。

今日北谷にいたのは、昨日読谷に居た組で

【投 手】岡本、佐藤充、中里、中田、鈴木、チェン、山井、石井、平井、小笠原、高江洲、金本、長峰、鳥谷部
【捕 手】清水、小川、柳沢
【内野手】橋光信、渡邉、森野、澤井、柳田、堂上、竹下
【外野手】平田、藤井、中村一生、中村公治、英智、櫻井

アップ後は、渡邊や森野、高橋光らのフリー・ティー打撃をちょこっとだけ見た後、すぐに昨日まであまり見れていなかったブルペンとサブグラウンドに向かいました。

すぐに始めたのが平井と小笠原。この二人はキャッチャーを座らせてかなりの勢いで投げ込んでいましたね。二人の意気込みが伝わってきました。
サブグラウンドではそのほかの投手がノックを受けていて、キャッチャーが空いたりフリー打撃の終わったキャッチャーがブルペンに向かうにつれ、「ピッチャー一人お願いします!」と、病院の待合みたいにブルペンに呼び込んでいきます。

石井、中里、佐藤充らが呼ばれて始めましたが、佐藤充は20球前後ですぐ止めてしまいました。今日が初投げだったようで、昨年の右ひじの怪我と手術から立ち直って今年は順調にいけそうだ、と記者さんに話してました。
石井、中里もキャッチャーは中腰で30〜40球程度を8割くらいの力で投げ込みしてました。

そのうちに鈴木と中田も始めました。鈴木も例のくねくねとダイナミックなフォームの固めをやっているようで、肩のほうも問題なさそうに見えました。中田はいつもの一番奥(室内練習場側)のレーンで投球を始めたのでそちらに移動。キャッチャーは中腰。7〜8割程度の力で投げ込むが、あったまってくると9割くらいの力の入ったボールを投げていたました。ボールはほとんど直球でしたが、変化球も?たまに投げてたように見え、抜ける球もありました、力強さを感じました。球筋を見るためにキャッチャー側に移動しましたが、やっぱプロの投球をキャッチャーのそばで間近に見ると迫力ありますね・・・

そのうちに平田がフリー打撃を始めてるのではないかと、ひょっこりメイン球場を外野芝生席から覗くと、まさにやってる最中。いつもの内野スタンドからでなく、外野の方からフォームを見てみようと、遠いけど芝生席から見学。写真を見てもらえれば判りますがとてもどっしりと風格がありますね・・・しっかり重心を溜めて残した、長距離打者らしいスウィングです。自分が見ている間は柵越えはなかったですが、時々フェンス直撃に近いあたりを飛ばしてました。

この間にブルペンは終わっていて、サブでは中田をはじめ投手陣が「自分で打ち上げたフライをグラブを拾って走っていって捕る練習」というのを勝崎トレーニングコーチ指導で楽しそうにゲーム形式でやってました。遠くに打ち上げてしまうと捕れないので、うまく真上に打ち上げようと必死。
毎日同じメニューではなく、一日の練習にアクセントをつけるためにこういう笑いも誘うゲーム感覚の練習はいいですね。勝崎コーチはアイディアマンです。

このあと皆さん続々と陸上競技場に終結し、ランニング、基礎トレメニューを黙々とこなしてました。すでに山井、岡本、平井、小笠原あたりが 100mくらいのダッシュを行き帰りで短いインターバルで連続で10本か15本を2セットをやってました。これ、本数を重ねてくるととてもつらいメニューです。岡本が体がかなり絞れているようで目立ってました。

そのうちに岡本が全員に声をかけて、地元の少年野球少年野球チームの北谷ドラゴンズの子供たちと一緒に、北谷に居る全選手で球場横の花壇に「中 V 日」の形に花を植える行事に参加。セレモニーの前に、山井がルーキーたちを集めて、こういった行事に参加するときの心構えを説いていました。神妙な顔をして聞く平田、藤井始めルーキーたち。
岡本が現場監督風にデザインや手順を指揮し、青い「Dragons」のユニフォームを着た少年少女たちとみんなで共同作業してました。その様子は写真を見てもらうと判りますが、共同作業の中で各選手の性格が出ていて、見てる分にはなかなか面白かったです。仕切りたがる選手、まじめにコツコツやる選手、協調性を重んじる選手・・・
地面から見るとちょっと判りづらいけど、スタンドの上から見るときれいに「中 V 日」と文字が浮かび上がってました。これでフラワーコンテストかなにかに参加するそうです。

投手も野手もみなさん陸上に戻って走りこみ、基礎トレの続き。フィールドでの基礎トレ、連続ダッシュ2セットが終わった選手から、次々にアラハビーチ方面への4〜5kmのランニングに出発していきます。ダッシュでは堂上の頑張りが目立ちました。体の強さで、ダッシュを重ねてもへこたれないでスピードが落ちません。堂上とコンビを組んでいる「しんどくても野球がやれて幸せ」のルーキー柳田が必死についていきます。

平田はフリー打撃の風格とは打って変わって、ランニングと基礎トレでは「やっぱ高校生だなあ」という感じです。ダッシュのフォームもまだまだだし、本数重ねると全力の距離が短くなってきます。ハードルを使ったもも上げでも、何べんも倒すので失笑が起きてしまい、見かねた勝崎コーチが手とり足とり・・・そのあとの4km走でもかなり遅かったようです。まあプロの練習にはじめて参加して数日、なおかつ本人いわく基礎トレは苦手なそうですが、近い将来プロで1年間戦える体を作るために、嫌がらずにガンガン鍛え抜いて欲しいものです。

同じく社会人出身の藤井は、平田よりはさすがに体は強そうに見えましたが、それでもやっぱきつそうです。まあこの春キャンプからしっかり熟成してもらいましょう。

いよいよ2月1日はキャンプイン。天気も31日は雨が降りそうですが、1日からはきれいに晴れそうです。
去年と違って今年はいい流れてきていると思いますよ。


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